仏坂峠から宇連山

つぐしん

2010年04月04日 20:39

診療所でこんなことを書いてはいけないのかもしれませんが、
最近年度替りで呑む機会も多く、体もお腹もたるみつつありました。
なまった体に喝を入れるため、今回仏坂から宇連山に登ってきました。
四谷千枚田奥の仏坂トンネルから東海自然歩道を利用して歩きます。



ここから上がります。先着の車は一台だけでした。



仏坂峠です。信州往還脇道の「ふりくさ道」の峠で道もしっかりしています。
石仏がいくつも並んでいます。多くの人が通ったのでしょう。
左に悪路・危険と書いてあるのは鞍掛山への道です。
峠からの上がり口がやや悪いのと、道が薄いのに注意がいりますが、
昨年秋登った感じでは地図がわかり歩き慣れている人なら大丈夫だと思います。
実際今日も宇連山よりも鞍掛山に行った人のほうが多かったようです。



峠の反対側(神田側)はこの通りです。
でも長年踏み固められた道の形は残っています。



しばらく体を動かしていなかったこともありはじめのピークまでがとてもきつかったです。
木々の間の道が続きますが、西側に高畑の山と四谷や連合・海老の町が広がっていました。



そして今回なぜかとても来てみたかった海老峠。
両側の集落への通行不可の文字がまだ新しいように思います。
川売への道は入り口はわかりますが、宇連への道はどこにあるのかすらわかりませんでした。
以前は登山のための尾根道よりも峠越えの道のほうが利用者は多かったはずです。
時代が変わることで道も消えていきますが、決して今もその流れは止まったわけではありません。
各地で集落の限界が近づくなか道もまた消えつつあります。



道は登るほど楽になります。県民の森から上がるより楽に思いました。



宇連山の二等三角点(三角点の名前は宇礼山)。



向こうに見えるのは三ッ瀬明神山。次はあっちに登ってみたい。



頂上近くに役目を終えた朽ちた道標がありました。奥のほうに行く道には昔・・・



鳳来湖への道の案内がありました。現在はバリエーションでのみ歩かれているようですが、
昔はこれも登山ではない、生活のために歩かれたこともあったのでしょうか。
隣にある新しい道標にはこちら方面の案内はありませんでした。



みっともない腹ですいません。
山道は大変さに比べて水平移動距離がないため万歩計の数字は思ったほど伸びないのですが、
今回は12000歩以上はあったと思います(登り始める前の分を引いて)。
仏坂トンネル8:58=仏坂峠9:11=海老峠9:54=宇連山11:00
宇連山11:20=海老峠12:00=仏坂峠12:44=仏坂トンネル13:00

距離的にも歩数的にも歩ける人ならちょうどいい距離と思いますが、
最後にかけきつい下りがあるので、膝を痛めないよう注意が必要です。
職場の健診も射程内に入りつつあり、今後も歩いていきたいと思います。

この地域にはこのような山がいくつかあります。
奥三河に勤める一つの楽しみとしていかがでしょうか。

関連記事