津具 大峠

つぐしん

2010年04月12日 23:23

10日の午後から、津具の大峠に登ってきました。
いつも眺めていた山ですがいざ登るとなると今までなかなか行動に移せずにいました。



下津具大島地区から大峠を眺めるとこんな感じで4つのピークが見えます。
(大峠という山の名前の由来をどなたかご存知ありませんか??)
遠くから見ると一番低く見えるのですが、右から数えて2番目のピークが山頂です。
オレンジと白の鉄塔の左から尾根を伝って登っていきますが、
右から3番目のピークには明治時代皇室財産だった御料林の
管理・測量に用いられた御料所三角点があります。



林道大沢中俣線沿いに登山口はあります。
車は登山口からカーブ2つ程度登った林道路肩に置きました。



昔、豊根村の大沢地区につながっていた道「大沢道」です。
津具川(大入川)沿いは急斜面で、それを避けて「ふりくさ道」に出るための道でした。
(ふりくさ道・・・鳳来町海老から仏坂峠・東栄町振草をへて飯田方面へ)
倒木が多いですが、道は広くしっかりしています。



20分ほどで真久(まきゅう)峠へ。
峠にはお地蔵さんが見守っていますが・・・



峠にお地蔵さんはこの一体だけしかありませんでした。今から思うと左に何かあったような空間が。
他のサイトで紹介されていた以前には他にも石碑や石仏があったようですが、どうしたのでしょうか。
なおお地蔵さんには『文化』とありますが、年号だとしたら1804~1817年、200年も昔です。



峠の切り通しも深く広いです。地元の人が多く利用したのでしょうか。
この先すぐに林道大沢中俣線にでます。林道から東側の道形はよくわかりませんでした。
峠には案内があり、ここから右手(南側)の尾根を登ります。



写真では黒くなってしまいましたがオレンジと白の鉄塔が木々の間から見えてきます。



鉄塔からの眺め。この登山道で一番の展望地です。
目の前に広がるのが下津具地区です。奥は天狗棚、風力発電の風車が見えます。



鉄塔を下から。鉄塔を下から眺めるとなぜか高い所に上ったように足が震えます。
こんなものをつくるなんて、またこの上で作業する人がいるなんて、すごいことだと思います。



ニセサミット多数。始めはいいのですがピークごとに道が薄くなっていきます。



一つ目のピークへは植林された林の中の尾根道。どこでも歩けそうです。
このピークをすぎると西側がヒノキの植林、東側が照葉樹林となります。



二つ目のピークは登山道は西側を巻きます(赤い矢印)が、
これを通らずにピークに登ると・・・



御料所の三角点があります。もう100年以上ここにいることになるのでしょうか。
しまった。ここまで行って後ろ側(東側)を見てこなかった。また登らなければ。



二つ目のピークを過ぎると道は薄くなりますが、そのまま三つ目のピークへ登りましょう。
東側の木々の間の山、山座の同定はできませんでした。



三つ目のピークを少し南に歩くと頂上です。三角点と頂上の山の名前の看板があります。
三等三角点「滝川」。標高953.7m。旧津具村(設楽町)・豊根村・東栄町の境です。
残念ですが展望はあまりききません。



診療所がお世話になっている設楽町津具総合支所の地籍調査の標識杭があります。
昨年12月14日に調査にみえたようです。職場で飲み会でいろいろ話を聞かせていただきました。
本当におつかれさまです。これからもケガはしないように頑張ってください。

帰りは同じ道を戻ります。
一つ目のピークからの植林帯(11枚目の写真)に入る下り口が少しわかりにくいです。
真久峠は東にでて林道を登山口に戻りましたが、幾分時間がかかりました。。
登山口14:00=真久峠14:20=N0.15鉄塔14:25=御料所三角点14:45=大峠頂上14:50
=真久峠15:27=(林道経由)=駐車場15:48
万歩計ではだいたい8000歩程度でしょうか。
道がやや薄い所がありますが、半日で歩くとすればちょうどよい距離だと思いました。



鉄塔の近くから北側に見る白鳥山。次はここに登ってみようと思います。
近いから逆に津具の山に登っていませんでしたが、半日単位で登れ結構楽しめました。
今後も少しずつ足跡を増やしていきたいと思います。

また山名の由来や峠の石仏など、ご存知の方がいらっしゃいましたら情報をご提供下さい。
どうぞ宜しくお願いいたします。

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