老人クラブと五平餅
昨日は津具地区内の老人クラブの集まりに呼んでいただき、話をさせていただきました。この地区の方には昨年もお声をかけていただいたのですが、今年は昨年よりも多くの方が参加されていたように思います。「高齢化社会」と言う言葉のイメージが覆る津具地区、この元気さを将来の日本のヒントにぜひ見ていただけたらと思います。
先日地区内に診療所名でこの4月からの診療体制を知らせる文章が回りました。当初文章には役場が付け加えた引き続き医師の「確保」に努める旨の一文が入っており、こちらの方から「招聘」と直すように求めました。しかし実際に回った文章は、医師の「常駐」に努めるというような文になりました。
まだ今になっても、地域医療は医師にやらせればよい(責任丸投げかつビジョンも示せない)、そのための医師確保(犯人確保ではないのですから・・・)だと考えている行政ですが、せめて住んでいる人には自分達がこう頑張っているから一緒にやろう、こう生きていきたくて努力しているから応援してほしいなど、地域の側からこうやりたくて一緒の志を持つ医師に来てほしいと言ってもらいたいと思います。このあたりは原稿もなく自然と出てくる言葉として参加者の人達に話しをさせていただきました。
地球一高齢化が進んだこの地域でどう胸を張って老いていくか、そのあたり今までのロコモ体操教室などでも話させていただいた内容をお伝えしました。いつものように点滴を飲んでもらい、点滴をする意味を考えてもらいました。皆さん真剣に聞いていただけたことに感謝いたします。
お昼ごはんを御馳走になりました。
朝から参加者の人たちみんなで準備された五平餅です。5升分作られたと伺いました。たれ(みそ)はゴマダレとヒルミソ(にんにくみそ)です。ヒルというのはニンニクのことだそうで、少し大人向けの五平餅です。津具地区で五平餅をいただく際はこの2種類のみそが多いです。病院で、あるいは家で、食欲が亡くなった患者さんに五平餅を作ってきて食べさせたと言う話を聴きます。おかゆよりもはためは消化が難しそうな印象もある五平餅ですが、この辺りの人たちの遺伝子に組み込まれているのか食欲増進剤としての効果もあるようですね。
最後まで支えていただける地域の方、応援していただける地域の方に感謝します。
恥ずかしくないように次の地でも頑張って参ります。ありがとうございました。
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