先週熊本で行われた、第52回国保地域医療学会に参加してきました。
つぐ診療所は国保の施設ではありませんが、志を同じくするものとしてここしばらく毎年参加させていただいています。
1日目はワークショップに参加しました。
「住み慣れた地域で安心して暮らせるためには」というテーマで、その中の「病院職員の地域への支援のあり方を考える」というグループの中、1時間弱の限られた時間で互いの知恵の搾り出しを行いました。かなりの濃い時間を過ごせたと思います。
ワークショップの参加者は医師だけではありません。この学会自体看護師さんなどコメディカルと呼ばれる医師以外の病院や施設職員の参加が最も多く、他職種の考え方を知ることのできる貴重な機会となっています。当診療所は参加施設の中でも最も小さい施設の部類になります。他の地域・他の施設でどのような取り組みが行われているか、とても勉強になります。
考えをまとめ、グループごとに発表します。
多くのグループで連携ということが課題として取り上げられていました。病院職員間での連携・他施設との連携・地域住民との連携、いろいろ考えさせられます。結局病気だけでない人と人とのやり取りです。病気だけを見ていればという考えでは地域医療は成り立たない、いろいろあって自信をなくしかけていましたが、いくつかの迷いも吹っ切れました。
当グループのまとめです。顔の見える化よりもさらに上を行く「顔が見える化」。しばらく座右の銘に持っていこうと思います。
いい勉強になり、元気をもらえました。
次回は2日目の様子をお伝えします。