今日は仕事が終わってから、足助病院さんで行われた「豊田東部地区認知症地域連携セミナー」へ行ってきました。
設楽町でも名倉や田口地区からは足助病院へ向かわれる患者さんの流れもあるようですが、津具からは公共交通の便もあり患者さんを介しての連携はそれほどありません。しかし足助病院さんは昨年行われたロコモ予防教室をはじめいろいろな面で設楽町の医療機関や津具を応援していただいています。今回も豊田市内の事例検討ではありますが勉強しにおいでと声をかけていただき参加しました。いつもありがとうございます。
会場には30人以上の、足助・下山から稲武にかけての各施設・各組織・各職種の方が集まられていました。実際の事例を元に和んだ雰囲気の中で活発に意見交換が行われました。津具地区でも思い当たる例であり、いろいろ考えさせられました。
正直多くの方の積極的な議論をうらやましく思いました。津具でも介護に関する担当者会議を毎月行っており、ケアマネやデイサービス担当者などと顔の見える情報交換を行っています。しかし町全体として医療や介護に関する集まりはなく、何か集まりというと医療圏での話となります。社会資源の乏しいこの町にすむ人が医療や介護をどう考えているか、またそんな町でどう老いて死んでいきたいのか、ビジョンを聴く機会もなく話をする機会もありませんでした。
しかし私も、今日の会を通して頑張っている人たちと新しく知り合うことができました。こうやって緩やかにつながりを持ってできることをやっていきたいと思います。津具の仲間とともに外の地域にも仲間がいることは自分でも幸せなことだと思います。
日本は2060年には高齢化率40%に達するとのことです。そうすると高齢化率44.95%の津具は何年先の日本を表しているのでしょうか。社会資源のまだ豊富な地域を確かにうらやましく思いながら、でも反面2XXX年の日本を先取りした津具で今できることをやっていること、それをやっている仲間がいることを改めて自覚して、また頑張ろうと思い胸を張って帰ってきた次第です。
いい勉強の機会を与えていただけたことに感謝します。地区は違いますがそれぞれ地域を支える者どうし、みんなでまたゆっくりと頑張っていきましょう。