「天狗の里 診療日誌」

引越しの荷物の搬出、ようやく終わりました。
シーズンということもあり業者さんも大変そうです。豊橋に戻ってまだ仕事があると言っていました。

明日、天狗の山から北のヤマに向けて出発します。
義父の墓参り・三陸の様子など立ち寄りながら、次の赴任地にゆっくり向かおうと思います。

最後の最後まで、多くの人に支えられたことを感謝します。
へき地医療に関わって、ここは40年後の日本の姿と思って仕事をすればよいと思うようになりました。ここは未来の先取りなのです。次の赴任地も同じですが、地球一の高齢化地域での未来に一番近い医療の姿が、ここにあるのだと思います。どれだけ医療技術が進んでも人間に心がある限り変わらないもの、それを大事にして今後もこのような医療に関わっていきたいと思います。

最近津具の方の中では、地球一の高齢化社会をむしろ誇りと思ってくれる方まで出てきました。
誰も経験したことがない、だからこそ何かしなければいけないし、まして20年前と同じことをしていてはいけないのです。
もう一つ、自分自身自らも、リーダーにはならなくても傍観者にはならないよう、手足を動かしていきたいと思います。













地域の皆様、支えていただけた多くの皆様、ありがとうございました。
いろいろなことを教えていただきました。いろいろなことを学びました。
地域の方や患者さん達に対する申し訳なさはありますが、応えてくださった皆様の姿を見ても、やってきたことに対して悔いはありません。
何度も繰り返しますが、胸を張って次に向かおうと思います。

このブログも長い間見ていただき、ありがとうございました。
しばらくブログは残しておこうと思いますが、次の医師が引き継ぎたいと言わない限りは、ここで一度筆を置こうと思います。
モチュベーションを保つ上でも、またこちらの取り組みを振り返り次につなげると言う意味でも、本当に支えられかつ勉強になりました。
画面の向こうから篤く応援していただけたこと・支えていただけたことに感謝します。本当にありがとうございました。

次の赴任地でも何らかの方法で地域の状況や取り組みを報告していきたいと思います。
勝手な構想では仕事関係はFacebookを中心にして、ブログは地域の様子や生存報告などをしていきたいと思います。
しばらくしたら細々と立ち上げますので、また機会がありましたら探してみてください。

この地域が、例え過疎化や高齢化が進んだとしても、元気で楽しく歳を重ねていける所であることを祈っています。
離れても共に前を向いて、手足を動かして進んでいきましょう。皆さんの今後に幸多きことを祈念します。
またご縁がありましたらどこかでお会いしましょう。長い間応援いただき、ありがとうございました。